Nintendo Switch「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」(ドラクエ11S)の追加ボス「失われし時の災厄」「失われし時の怨念」戦にて、8手クリアを達成しました。これが最短(最速)なんじゃないかなあと思ってますが……どうでしょう。
大まかな流れとしては、カミュのぶんしんタナトスで災厄と怨念のそれぞれのHPを削ったあと、クロスマダンテで締めなのですが、クロスマダンテを撃ったあとが一番の問題です。
災厄と怨念のHPはそれぞれ20,000ですが、1体ずつ前に出ている時にどれだけたくさんダメージを与えていたとしても、2体行動の際にHPが6,000ずつ残る仕様になっています。そのためクロスマダンテで5,994ダメージを与えてもギリギリ削り切れないため、やいばのよろいやひかりのドレス(ひかりのタキシード)によるダメージ反射を利用して、こちらの手数を消費せずに削り切るという手法です。
ダメージ反射の構成は「やいばのよろい1人+ひかりのドレス3人」か「やいばのよろい2人+ひかりのドレス2人」かで迷いましたが、ひかりのドレスの反射率の低さや、クロスマダンテ後に高確率で怨念がマヒャデドスを使ってくることなどを考慮し、「やいばのよろい1人+ひかりのドレス3人」の構成を採用しました(でもどちらでも好みでいいような気がします)。やいばのよろいの物理反射確率は50%、ひかりのドレスの呪文反射確率は20%になります。
以下、細かい解説を書いていきますが、結構な長文です。
クロスマダンテを撃つところまでは概ね既出の戦術なのですが、改めて書いていきます。
・1手目
ダークスター両手装備のカミュで開幕バイキルトを引きます。引けなかったらやり直し。
必ずカミュ(orシルビア)に先攻させるため、残りの2人はすばやさの低いロウとグレイグにしておきます。また、みかわし率が上がるため、カミュはゾーンに入れておきます。逆に、すばやさが上がってしまうため、グレイグはゾーンに入れないほうが良いです。
ダークスター両手装備のカミュで開幕バイキルトを引きます。引けなかったらやり直し。
必ずカミュ(orシルビア)に先攻させるため、残りの2人はすばやさの低いロウとグレイグにしておきます。また、みかわし率が上がるため、カミュはゾーンに入れておきます。逆に、すばやさが上がってしまうため、グレイグはゾーンに入れないほうが良いです。
入れ替えによって、カミュとシルビア以外の2人の手番を消します。DQ11の戦闘は1ターンの間にパーティの4人がそれぞれ1回ずつ行動する仕様になっていますが、入れ替えを行ったキャラはそのターンは行動できなくなるため、それを利用しています。なるべくロウと主人公の2人にダメージを受けてもらいます(今後も同様です)。その後ぶんしん。
災厄の1手目は必ず「れんごく火炎+あばれまわる」です。れんごく火炎の追加効果による攻撃力ダウンをカミュが食らったらやり直し。
(※追記:竜のおまもりを利用して炎耐性100%にしていればこんな不毛なやり直しをせずに済んでいたようです……自分の詰めの甘さよ……)
・2手目
次のターンに確実にカミュに先攻させるため、主人公を引っ込めてグレイグを出します(れんけい技を使うために、どのみちグレイグが必要ですが)。このすばやさ調整は、カミュにすばやさのたねを積んでおけばそこまで気を配らなくてよいのですが、今回は積んでいないのでこまめな入れ替えによって対応しています。というか、次のターンにカミュではなくシルビアが動いてしまって失敗になることも(かなり低確率ではありますが)ありえますので、本当はすばやさのたねを多少カミュに使っておいたほうが良いんですよね。ですが、個人的にあまりすばやさのたねは使いたくない(使ってしまうとすばやさを下げたいときにどうしようもなくなるため)ので、今回は入れ替えや装備品でなんとかやりくりしています。
入れ替え後、シルビアで毒を入れます。ヴァイパーファングでも可能ですが、ここはひゃくれつキッスを使います。あまり使わないため存在を忘れそうになってしまうれんけい技ですが、毒が完全無効の相手以外であれば確定で毒にできるので、ここで使わない手はありません。シルビアを事前にゾーンに入れておくことを忘れずに。
・3手目
入れ替えによって、カミュとシルビア以外の2人の手番を消します。
災厄は炎が弱点なので、サラマンダーに持ち替えてタナトスハントを撃ちます。弱点を突かなかった場合は削り切れないことがあるので、必ずサラマンダーを使います。
ダメージを与えたあと、確定でいてつくはどうが来ます。その後、災厄と怨念が入れ替わります。
・4手目
すばやさ調整のため再度グレイグを出します。
その後二刀流に切り替えてヴァイパーファングを撃ちます。成功確率は50%以上はあると思われますが、ひゃくれつキッスと違って残念ながら確定ではありません。毒が入らなかったらやり直し。怨念は全属性耐性持ちなので、必ず無属性の短剣を使います。少しでも多くダメージを与えるため、左手はできるだけ攻撃力の高い短剣を装備させます。
この動画では4手目にヴァイパーファングを使いましたが、シルビアのHPが大きく減っていた場合は、守りを重視して先にバイキルトを使うことも検討します。
・5手目
入れ替えによって、カミュとシルビア以外の2人の手番を消します。その後ぶんしん。
このへんで怨念がかなりの高確率でいてつくはどうを使ってきます。使われたらやり直し。いてつくはどうではなくジゴスパークが来たらアタリです。ここでジゴスパークのダメージを軽減するために、カミュには海賊王のぼうし(雷属性のダメージを50%軽減)装備させています。
・6手目
すばやさ調整のため再度グレイグを出します。
ここでシルビアの仕事は終わりになるので、少しでも多くダメージを受けて確実に死ねるよう(後述)、念のため装備を外します。その後バイキルト。
・7手目
入れ替えによって、カミュ以外のバトルメンバーの手番を消します(これ、動画ではシルビアの手番を消していないのですが、ちゃんと消さないと相手より先にシルビアが動いてしまうこともありえたのでは……危ないですね)。また、グレイグ+女性3人を確実に控えにしておきます。
無属性の短剣二刀でタナトスハントを撃ちますが、乱数次第で削り切れないことがあるので、少しでも成功確率を上げるため、装備品によって会心率を上げています。この動画では残念ながらタナトスハントのダメージがかなり低めに出てしまい、正直この時点で半ば諦め気味でしたが、奇跡的に8手クリアとなりました(後述)。
ダメージを与えたあと、確定でいてつくはどうが来ます。その後、災厄と怨念が両方前に出てきます。
ここで攻撃を受けると、ちょうどいい感じにバトルメンバーの4人全員が死んだ状態になります(というか、そうなるようにHP調整に気を遣っていました)。そうすると、手数消費なしで自動的に控えの4人と入れ替わります。
・ポイズンスケイル(ほぼ余談)
カミュが怨念にタナトスハントを使う際、攻撃力999であれば無属性の短剣なら何でもよかったのですが、少しでも8手クリア成功確率を上げるために何かないかと考えた結果、試しにポイズンスケイルを装備させてみました。ポイズンスケイルには「攻撃時16%で猛毒付与」の効果がありますが、公式ガイドブック(PS4版)によれば、この効果はヴァイパーファングには適用されないものの、タナトスハントには適用されるとのこと。ですのでタナトスハントを撃った際にもう一度毒にできないかと考えました。
ですがこの試みにはおそらく意味がなかったと思われます。まあやる前からそうだろうなと思ってはいたのですが、おそらくポイズンスケイルによる毒付与の判定のあとに、タナトスハントによる毒解除の判定が行われているものと思われます。この試みで毒が付与されたことは結局一度もありませんでした。
(※追記)
毒状態でない相手にポイズンスケイル+タナトスハントで殴った場合は毒が付与できる(毒が残る)ため、「ポイズンスケイルによる毒付与の判定のあとに、タナトスハントによる毒解除の判定が行われている」という説明は適切ではなかったです。すみません。おそらくですが殴った時点での相手の状態に影響されており、(※追記)
ポイズンスケイル:殴った時点で相手がすでに毒状態であるため、これ以上の毒付与はできない
タナトスハント:毒状態の相手を殴っているため当然毒状態が解除される
といった感じで個別処理されていると考えたほうが自然かもしれません。
・8手目
ベロニカを確実に最初に動かすため、装備でベロニカのすばやさをできる限り積んであります。ここも本当はベロニカにすばやさのたねを使っておいたほうが望ましいです。
クロスマダンテのあと少しでも多く敵の攻撃を受けたいので、手番がまわってきた段階ですばやさ装備は必ず全て外します。そして、ここで忘れずにひかりのドレスを装備させます(念のため毛皮のフードも装備させる予定でしたが、わたしのミスで忘れました)。もちろん、グレイグにはやいばのよろいを、マルティナとセーニャにはひかりのドレスを事前に装備させています。
また、ベロニカ以外の3人の手番は入れ替えで消しておき、グレイグを先頭に配置します。クロスマダンテ後にそのターンの災厄と怨念の攻撃を全て受けてなお倒せなかった場合でも、もし次のターンで相手が先攻すればもうワンチャンスあります。
・8手目のあと
クロスマダンテを使うところまではまあまあたどり着けるのですが、最初に述べた通り、一番の問題はこのあとです。ここで上手いこと災厄と怨念の両方にダメージを反射できなければ、最初からやり直しになります。
少しでも攻撃反射のチャンスを増やすために、できるだけ多く相手の攻撃を受けたいので、1回あたりの被ダメは極力抑えたいところですが、通常攻撃やメラガイアーを盾ガードしてしまったら悲しいので盾装備は避けました。英雄王の剣を装備のうえ先頭に配置したグレイグに通常攻撃が来たのはこちらの狙い通りではありましたが、それでもそこまで確率が高いものでもありませんので、最終的には上手くいくよう祈るしかありません。
また、先に述べた通り、今回の動画では2回目のタナトスハントのダメージがかなり低めに出てしまっており、これだとマヒャデドスの反射が1人だけだったら怨念を倒せていませんでした。3人中2人が反射したのは本当にラッキーでした。
・反省点
この動画では8手目開始前までに主人公が死に、次のターンの攻撃をグレイグ(英雄王の剣装備)が受けるという、こちらが想定していた一番理想的な形になっていますが、すばやさ調整の都合上どうしてもグレイグを何度か戦闘に出さざるを得ないため、先にグレイグが落ちた場合の次善策として、逆に主人公を最後の攻撃の受け役にするパターンも想定していました(むしろこうなることのほうが多かった気がします)。その際、少しでも勝率を高めるために、主人公には両手剣(最も武器ガード率の高いひかりの大剣)を装備させ、やいばのよろいの反射と併せてガードカウンターも狙っていくべきでした。
実はこの方法、初めは試していたのですが、武器ガードしたにも関わらずカウンターが発生しなかったため、途中から不採用としました。でも、あとから考えてみると、おそらくカウンターが発生しなかった原因はそのとき受けた攻撃が「あばれまわる」だったからで、通常攻撃であればきちんとカウンターが発生するのではないかと思われます。これはおそらくやいばのよろいも同様で、「あばれまわる」を受けたときに反射が発生したのを見たことがありません。物理攻撃ならなんでも反射するものかと思い込んでいましたが、どうも基本的には通常攻撃(及びそれに類するもの)に限られるようです。
……と、ここまで書いたあとで公式ガイドブック(PS4版)をよく読んでみたら、カウンターが行える攻撃については「ダメージを与えてくる攻撃のなかで、対象がひとりだけのもの」としっかり明記されておりました。
かなりの長文になったうえに余談みたいなのも多かったですが、ひとまず解説は以上とします。
コメント
コメント一覧 (5)
動画で記録残せるの最大ダメージで制覇ですね!!
rayeddr
が
しました
現在42手でまだまだですが、HPやMP上げなどをして、少しでも手数減らせるように奮闘中です。ありがとうございます!
rayeddr
が
しました
邪竜ウルナーガと魔王ウルノーガの時は、ウルノーガが氷以外に強く、ウルナーガは火に弱いになっていましたが逆なんですね
ちなみにこいつらの属性倍率はどうやって調べましたか? いくら探してもこいつらの属性倍率は分からなかったので教えて頂けると幸いです。
rayeddr
が
しました